住宅ローン借り入れできる目安は？

経験上、年収の7～8倍までが借入できる限度となります。

なぜ、上記が借入できる限度なのか、説明していきたいと思います。
まず、金融機関は年収に対しての割合で借入限度を計算しています。
これを負担率と言います。

民間の金融機関の方が負担率を厳しく見る傾向にあり、フラット35は負担率の割が大きくなり緩い傾向にあります。

仮に370万円の方を民間とフラット35で比較計算してみます。

民間
年収370万円の方の場合　年間負担率25％
370万円×25％＝92.5万円（年間）　
92.5万円÷12カ月＝7.7万円（毎月支払う事が出来る上限額）
金利1.1％で満額借入35年返済で計算した場合　借入上限は約2,700万円となります。

フラット35
年収370万円×30％＝111万円（年間）
111万円÷12カ月＝9.25万円（毎月支払う事が出来る上限額）
金利1.1％で同様に計算した場合　借入上限は約3200万円となります。

なんと約500万円もの違いが民間とフラット35でおこります。

民間の場合は金融機関により金利の見方が異なりますので、住宅ローンを申し込む金融機関によっては、2,700万円まで借りる事が出来なかったりとありますが、上記計算が一つの目安となります。

但し、上記の毎月支払う事が出来る額の中には、自動車ローンやクレジットローン等も含めた
金額になりますので、住宅ローンを組むことを考える方は他のローンを返済しておく必要があります。

その為、計画的に借入準備をされることをお薦めしております。また生活を圧迫するような住宅ローンの組み方は、破綻の原因になる事から満額迄借入する事はやめておいた方が良い
と考えます。

住宅ローンの相談にも、のっておりますのでお気軽にご相談下さいませ。