まず、吉野さんには感謝の気持ちをこめてありがとう御座いました!と何度も何度も伝えたいと思います。私どもは3.11福島県いわき市で被災し、緊急に仕事場と自宅の両方を準備しなければならなくなりました。震災から2週間は避難生活を余儀なくされ、やっと自宅に戻ったのですが原発事故の収束は見えません。2ヶ月間仕事の合間にネットや雑誌などあらゆる不動産情報をかき集め、移転地を検索しましたが店舗付住宅という条件では、なかなか見つけられず、原発事故後の放射能値報道を見ながら半ば絶望的な毎日を送っていましたそのような折、たまたま吉野さん所有の物件をネットで見つけ、お電話したところ、それまでの不動産会社の対応とはまったく違う対応を受けました。『大変でしたね。良い物件必ずご紹介します』という電話口から伝わってくる思いやり溢れる誠実な対応にあきらめかけていた転居でしたが希望の光を見たようでした。それから数日後、良い物件が2件有るとのご連絡で内覧。2件目で即決、住んでみて本当にここを選んで良かったと思っています。当方、不動産売買の知識があるわけでも無く、ましてや震災の被災者という立場での転居。実踏もままならず、予算も時間も限られています。そのような厳しい条件の中、ただ物件の情報を事務的に紹介するのではなく、私どもの状況を丁寧に聞いて下さって、充分すぎるほどご理解いただき、物件をお探しいただきました。結局、1本の電話から始まり、物件探し、資金計画、ローンの手続き、リホームのご手配などなどすべて丁寧にまるで親族のようにお心遣いを頂きました。遠方からの転居でしたが吉野さんがいてくださったので安心して居住まで至りました。さらに、新居の周りのゴミ捨て場の確認、スーパーや病院の位置などもお調べいただき本当に何から何までお世話いただきました。また、仕事場の整理がつくまでという事で、吉野さん所有の資材倉庫までお貸しいただき、やっとワープロ修理の仕事も再開にこぎつけました。本当に何と感謝の言葉を伝えたらよいか判りません。何よりも吉野さんが被災地に対して正確な情報をもち、心を寄せてくださった事が本当に嬉しかったです。家を買うという事は普通は1生に1度か2度の大きな出来事です。また、家を借りるとしても家族の安心安全をそこで守らなくてはなりません。だからこそ不動産の専門家の方が介入し、相談にのって下さるのです。その専門家と依頼者との信頼関係がとても重要な事であると思うのです。私たちは吉野さんご家族とは生涯良いお付き合いをさせて頂きたいと思っています。本当にありがとう御座いました。